応募要項 & 選考審査

応募要項

国籍、性別、教職経験は問いません。

学歴について

  • 国内外の4年制大学(学士課程)既卒か、派遣年の春に卒業見込みであること。

言語能力について

  • 日本語能力が、日本語を第一言語とする者と同等であること。

  • 英語力の目安として、派遣年1月までに下記のテストスコアを取得していることが望ましい。(応募の際にはスコアを提出する必要はありませんが、応募時にすでに目安以上のスコアを取得されている場合は、書類審査を通過する可能性が高くなります。テストスコア提出締め切りは、派遣年の1月20日です。)

  TAプログラム(修士・学士): TOEFL iBT 80 / IELTS 6.5
  フェロープログラム : TOEFL iBT 60 / IELTS 6.0

適性について

  • アメリカの中高等教育機関で日本語を教えることに対して高いモチベーションがあり、他の講師とチームとなって教えることのできる協調性のある方。

  • 学生と日本語講師の両立に、責任を持って真摯に努力することのできる方。

  • 物事に臨機応変に対応できる柔軟性を有する方。

  • 心身ともに健康で明朗な方。

参加費用

TAプログラム(2年間)費用

  • $13,000 USD*:ALLEX TAプログラム参加費

  • $6,000 USD**:日本語教育研修プログラム授業料

※2年間の授業料と寮費、食費が免除となります。
*2024年度の費用。2025年度の費用は、2024年8月に発表されます。
**2024年度の費用。2025年度の費用は、2025年1月に発表されます。なお、この費用には、夏の寮費や食費、教科書代などの諸費用は含まれていません。

フェロープログラム(1年間)費用

  • $7,000 USD*:ALLEXフェロープログラム参加費

  • $6,000 USD**:日本語教育研修プログラム授業料

※1年間の授業料と寮費、食費が免除となります。
*2024年度の費用。2025年度の費用は、2024年8月に発表されます。
**2024年度の費用。2025年度の費用は、2025年1月に発表されます。なお、この費用には、夏の寮費や食費、教科書代などの諸費用は含まれていません。

その他にかかる費用

  • 任期満了保証金:$2,000 USD (任期修了時に全額返金される預り金)

  • 東京での派遣生オリエンテ-ション参加にかかる諸費用(交通費、宿泊費等)

  • 大学入学手続きにかかる諸費用(テストスコアの送付手数料、郵送料等)

  • ビザ申請手続きにかかる諸費用(申請料、郵送料等)

  • 夏期研修期間中の寮費と食費、教科書代、健康保険料

  • 渡米と派遣先への移動にかかる諸費用(旅費、宿泊費、荷物郵送費等)

  • 大学の長期休暇中の生活費

  • 派遣期間中の健康保険や小遣い等の生活雑費

参加費の納入

参加が確定した三次審査合格者は、前述の諸費用および任期満了保証金を参加誓約後10日以内に一括納入すること。(2月上旬から4月下旬)

選考審査

ALLEXの選考審査には、以下の3つの段階があります。
一次選考:書類審査
二次選考:面接
三次選考:マッチング審査

一次選考:書類審査

応募締め切り: 2024年10月15日
受験料:なし
応募書類:以下の4点をご提出ください。

  1. 応募用紙:ダウンロードはこちらから

    • 応募用紙に記入するGPAは、アメリカの4.0スケールに基づいたGPAをご記入ください。

    • 成績証明書に記載されているGPAがアメリカの4.0スケールに基づいて換算されていない場合は、応募者がアメリカの4.0スケールに基づいて換算し直し、そのGPAを応募用紙にご記入ください。

    • GPAをアメリカの4.0スケールに基づいて換算し直す場合、まず、成績証明書の成績がどのスケールによって付けられたものであるか判断する必要があります。

      • 成績スケールが ”AA” や “S” を含む場合:日本の4.0スケールに基づいて換算されているため、こちらのサイトを利用しアメリカの4.0スケールに基づいて換算し直してください。
        https://www.scholaro.com/gpa-calculator/
        GPAの信用評価機関 World Education Services (http://www.WES.org) に正規のGPA換算を依頼することもお勧めします。

      • 成績スケールが ”AA” や “S” を含まない場合(“A=90-100, B=80-90” という形で記載されている場合):アメリカの4.0スケールに基づいて換算されているため、再換算の必要はありません。

  2. 成績証明書:これまでに在籍した大学及び大学院の英文成績証明書をご提出ください。

    • ALLEX応募時に英文の証明書が準備できない場合は、まず応募時に日本語の成績証明書をご提出いただき、応募から3週間以内に英文のものをお送りください。

    • 国内・海外問わず、これまでに在籍した大学及び大学院のすべての成績証明書(短期交換留学を含む)をご提出ください。ALLEX応募時に日本国外の大学からの成績証明書が準備できない場合は、応募から3週間以内にご提出ください。

    • 成績証明書の表面と裏面のどちらもスキャンして、そのコピーをご提出ください。

  3. 英文エッセイ

  4. TOEFLまたはIELTSのスコアレポートまたは受験申込証明:既にTOEFLまたはIELTSを受験された方は、そのスコアレポートをご提出ください。どちらも未受験の方は、ALLEX応募までに受験の申し込みを済ませ、その証明となるものをご提出ください。

  5. (希望者のみ)GREのスコアレポートまたは受験申込証明:ALLEXのほとんどの派遣枠において、GREの成績は必要ありません。コロナ禍で、入学審査にGREのスコアを求めない大学院が増えたためです。しかし、少数の高い学力を求める大学院の中には、GREのスコアの提出を義務付けるところがあります。そのような大学院への進学を希望される方のみ、GREを受験なさってそのスコアレポートをご提出ください。(未受験の方は、受験の申し込みを済ませ、その証明となるものをご提出ください。)なお、大学学士課程への進学、及びALLEXフェロープログラムへの参加を希望なさる場合には、GREの提出は必要ありません。

二次選考:面接(一次選考通過者のみ)

実施日:2025年1月中旬
目的:英語の会話能力および理論的表現力の評価と、プログラムに対する理解度および適性の評価
内容:英語と日本語で、合計30分
※ 写真付きの身分証明書(運転免許証、パスポートなど)をご持参ください。

二次選考提出書類:

  • 卒業および在籍した国内外のすべての大学・大学院の公式英文成績証明書 各1通

  • 学位を取得した国内外のすべての大学・大学院の公式英文学位証明書 各1通

  • TOEFLまたはIELTSのスコア証明書

  • GREスコア証明書(大学院進学希望者のみ)

※書類の提出方法等の詳細は、一次選考通過通知とともにご連絡します。

三次選考:マッチング審査(二次選考通過者のみ)

参加大学の専攻課程や入学基準、受け入れ条件などを踏まえ、二次選考通過者のテストスコア(TOEFL、IELTS、GRE等)や二次選考での評価、大学での成績、これまでに履修した科目、希望の専攻課程などを考慮しながら、それぞれの大学への派遣候補者を決定します。 選考結果は、1月下旬から4月にかけて随時通知されます。

※選考審査のより詳しい情報は、下記からダウンロードできるパンフレットに記載されています。

ALLEX奨学金 パンフレット

よくあるご質問

応募について

Q. 年齢制限はありますか?
A. いいえ、ありません。これまでに大学新卒の方から50代の方まで、 様々なバックグラウンドを持った幅広い年齢層の方がALLEX生として活躍しています。

Q. 日本語を教えた経験がないのですが、応募できますか。
A. はい、できます。これまでにALLEXに参加した方の中で、応募前に日本語を教えた経験のある方は全体の約2割にすぎません。 ALLEX生は各大学に派遣される前に日本語教育研修プログラムを受講しますが、そのプログラムで日本語教育の基礎から応用までしっかりと学べるため、日本語教育の経験がなくても問題ありません。

Q. プログラム修了後は日本語教師以外の仕事に就きたいのですが、ALLEXに応募できますか?
A. はい、できます。ALLEX生の専攻と進路は実に様々で、プログラム修了後に日本語教師になる方もいますが、一般企業に就職する方や英語教員になる方、さらに上の学位を目指して進学する方なども多数います。

テストスコアについて

Q. TOEFLやIELTSのスコアはどの程度必要ですか。
A. TAプログラム参加大学の多くがTOEFL (iBT) 80点以上(IELTS 6.5以上)、 フェロープログラム参加大学の多くが60点以上(IELTS 6.0以上)を入学条件としています。中にはこれより高い、または低いスコアを条件とする大学もあります。

Q. まだTOEFLやIELTSを受験したことがないのですが、応募できますか。
A. はい、テスト未受験の方でも応募できます。実際に応募者のほとんどが、10月の応募締め切りの時点でまだTOEFL/IELTSを受験なさっていません。ただし、TOEFL/IELTSのスコアはマッチング審査で非常に重要になりますので、スコア提出締め切り日までに最低2回は受験できるよう、早めに受験計画を立てて取り組まれてください。TOEFL/IELTSの得点が高ければ高いほど、進学できる大学の選択肢が広がります。

Q. TAプログラム参加を第一希望にしています。TOEFLのスコアが80点に満たないのですが、受け直す必要はありますか。
A. TAプログラム参加大学の多くがTOEFLの条件を80点以上としているため、それ未満の得点だと進学できる大学が限られ、選考審査で不利になってしまいます。そのため、再受験を強くお勧めします。

これまでのALLEX生には、応募までにTOEFLを受験したことのなかった方も多くいましたが、みなさん早めに受験準備に取り組まれて、スコア提出締め切り日までに高得点を取得されています。TOEFLで高いスコアを取るポイントは、以下の2点です。

  1. 夏までに1度目の受験をして、9月または10月に2度目の受験ができるよう、計画的に受験申し込みを済ませ受験勉強を始めること。1度だけでなく2度受験すること、そして早めに1度目の受験を済ませることがポイントです。夏の受験というのは少し早すぎるように思われるかもしれませんが、この受験の主な目的は、TOEFLの形式に慣れることと、自分の苦手分野を見極めることです。苦手なセクションを重点的に勉強することによって、早期の高得点取得につながります。もし2度受験して満足いくスコアに達しなかった場合に3度目の受験ができるのも、早めに計画的に受験しておいてこそです。TOEFLは受験回数を重ねるごとに得点が上がる傾向にあります。

  2. 過去問や問題集を使って、TOEFL対策の勉強をすること。TOEFLは全般的な英語力をはかる試験と言われていますが、問題傾向や時間配分など、TOEFL特有のクセはたくさんあります。 漠然と英単語を覚えるより、TOEFLの語彙問題対策という視点を持って勉強することが、高得点への近道です。

Q. アメリカの大学で学士号を取得したのですが、TOEFL/IELTSのスコア提出は必要ですか。
A. アメリカの大学で学位を取得した方で、2年間以上アメリカ国内のキャンパスで授業を履修した場合は、TOEFL/IELTSのスコアは免除となります*。4年目に日本の大学からアメリカの大学に編入された方など、アメリカで勉強した期間が2年に満たない場合は、アメリカで学位を取得していてもTOEFL/IELTSのスコアを提出する必要があります。
※例外もあります。詳しくはALLEXまでお問い合わせください。

Q. 大学院進学を希望しています。GREのスコアも提出しなければなりませんか。
A. はい、必ずご提出ください。提出締め切りは、英語のテストと同様、1月20日です。

Q. GREには目安のスコアはありますか。
A. GREはTOEFLとは異なり、入学条件となる最低スコアの設定がないことが多いため、スコアを提出していただければ大丈夫なケースが多いのですが、受験される際には、ぜひVerbal(英語)とQuantitative(数学)を合わせて300点、Analytical Writingでは3.0を目標とされてください。実際にはそれより低い得点でも留学が決まる場合が多々ありますが、上記のスコアを取得されていると高く評価されます。

プログラムについて

Q. 家族同伴での参加は可能ですか?
A. これまでにご家族同伴で参加された方はいます。ただ、ご家族と一緒に住める住居、ご家族のビザ、就学年齢のお子さん同伴の場合は学校環境なども考慮する必要があり、そのような環境が万全に整っている大学としかマッチングできないとなると、審査が非常に困難になります。例えば、参加大学の中にはALLEX生に寮や職員用アパートの一人部屋を提供するところが多くありますが、ご家族同伴の場合はそのような大学へは進学できません。また、ご家族をサポートするための奨学金は提供されませんので、経済的にも十分な準備が必要です。

Q. 大学から提供される奨学援助とは、具体的にどういうものですか。
A. どの大学に派遣されても確実に提供されるのは、 学期中の授業料と寮費、食費の免除です。(免除する代わりに、それを賄うのに十分な手当を支給する形をとる大学もあります。)それに加えて 、健康保険料を大学が負担してくれたり、小額の手当を支給してくれる場合もあります。

Q. TAプログラムに参加したい場合は、いくらぐらいの資金を準備しておく必要がありますか。
A. ALLEXプログラム参加費や夏期日本語教育研修プログラムの参加費用など全て合わせて、300万〜350万円ぐらいの準備があれば、余裕を持って2年間留学できると思います。以前TAプログラム参加者を対象に、2年間の留学中に使った費用(航空券を除く)がいくらであったかアンケートをとったことがあるのですが、その時に一番多かったのが30万〜50万円という回答でした。中にはもっと費用がかかったという派遣生もいましたが、約3ヶ月間の夏休みの過ごし方や、留学先で自動車を購入したかどうかによって、個人差が生じているようでした。

参加大学について

Q. ALLEXの提携校にはどういう大学がありますか。
A. ALLEXでは提携校という形は取っておらず、参加大学は毎年変わります。ALLEX参加大学の多くが日本人の少ない地域にある大学で、都市部の大規模の大学の参加は多くありません。その理由は、そのような大学には日本人の留学生や研究者が多くいて、ALLEX生を招かなくても日本語プログラムが維持できるためです。

Q. 留学する大学と地域は選べますか。
A. いずれも選べません。ALLEX参加大学は毎年異なりますし、たとえ応募した年にご希望の大学の参加があったとしても、入学条件や選考審査の結果など様々な要因を考慮する必要があり、そこに派遣できるとは限らないためです。ただし、ご希望はマッチング審査で可能な限り考慮します。

Q. 留学先の大学での専攻は選べますか。
A. はい、選べます。応募書類上で、また面接時にもご希望の専攻について伺い、その専攻プログラムを開設している大学・大学院とマッチング審査を行います。ただし、第一希望の専攻課程をご紹介できない場合は、第二希望、第三希望が考慮されます。ALLEXのTAプログラムは2年間のプログラムですので、2年間で卒業できる学位課程で、なおかつそのプログラムの入学条件を満たしていれば、進学は可能です。

任期終了後について

Q. ALLEX卒業後もアメリカの大学で日本語を教えたいのですが、どうすればいいですか。
A. まず、AAS(Association for Asian Studies)やAATJ(American Association of Teachers of Japanese)など、日本語教育関連の学会の会員になり、学会にも定期的に出席して、日本語講師の求人状況をしっかり把握しておくことが大切です。また、履歴書の作成やその他提出物の準備に早くから取りかかっておくことも重要になってきます。いずれにしてもALLEXでの日本語教育研修プログラムと実務経験は、将来日本語を教えたい人にとって非常に有益なステップとなるはずです。日本語教師のキャリアを目指すALLEX生の中には、ALLEX修了後にJapanese PedagogyやApplied Linguisticsなどの専攻で大学院修士課程や博士課程に進学する方も少なくありません。その場合にも、進学先でティーチング・アシスタントシップ (Teaching Assistantship)等の奨学金を獲得するのに、ALLEXでの経験は高く評価されます。

日本語教育研修プログラムについて

Q. 日本語を教えた経験がないのですが、参加できますか。
A. はい、できます。これまでのALLEX生の中で、応募前に日本語を教えた経験のある方は全体の約2割にすぎません。 ALLEX生は各大学に留学する前に日本語教育研修プログラムを受講しますが、そのプログラムで日本語教育の基礎から応用までしっかりと学べるため、日本語教育の経験がなくても問題ありません。

Q. 日本で420時間コースを修了して、実務経験もあるのですが、ALLEXの日本語教育研修プログラムを受講せずに参加できますか
A. ALLEX生は原則として全員、ALLEXの日本語教育研修プログラムを受講することになります。その理由は、大学側がALLEXの研修プログラムを修了していることを受け入れの条件としているためです。これまでに420時間コースを修了された方や、日本語教育の経験のある方が多数参加されていますが、アメリカで大学レベルで教えるのに必要な言語学的知識や実践的テクニックが身に付いたと、毎年好評をいただいています。

Q. ALLEXプログラムには参加せずに、日本語教育研修プログラムのみ受講することはできますか。
A. はい、できます。詳細については、ALLEXまでお問い合わせください。

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Let’s talk about your future.

Dr. Tom Mason, President and Executive Director

 

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