今井 のぞみ

「私は日本の大学を卒業とともにALLEXに参加させていただきました。その当時は自分のやりたいことや目標がわからず、今振り返ってみると参加動機は曖昧だったかもしれません。何より自分がここまで日本語教育の分野に惹きこまれることになるとは思ってもみませんでした。派遣先ではレベラルアーツカレッジならではのとてもユニークで貴重な経験をさせていただきました。国際関係学部の学生として歴史、経済、人類学など幅広い分野を学ぶなかで、視野が広がっただけでなく日々自分に挑戦することができました。特に時事問題に関してのパブリックディベートに参加した経験はまさに自分のコンフォートゾーンから抜け出すきっかけとなりました。そしてなにより、日本語のクラスはいつも本当に楽しかったです。日本語を教えた経験は一度もなく不安になることも多かったですが、日々学生の成長を実感したり、自分が企画したアクティビティーを学生が楽しんでくれた時、本当に幸せな経験をさせていただいていると心から思いました。正直この二年間は充実していた分、日本語のアシスタントとしても学部生としても自分の至らないところばかりに気がいって、落ち込むこともとても多かったです。辛い時、派遣先の先生方や一緒に生活していた他言語のアシスタントの皆さん、そしてサマープログラムを共に過ごしたALLEX生のみなさんの存在に日々励まされました。この二年間での一番の収穫は、完璧じゃない自分を受け入れることも成長の一つだと考えられるようになったことだとおもいます。そしてなにより、プログラムを通して心から尊敬できる先生方や数々の国際色豊かな友人たちに出会うことができました。参加を考えている方、最初は誰でも自信が持てません。私も同じでした。でも新しい出会いは確実に自分を成長させてくれたと思います。皆さんがALLEXを通してそんなかけがえのない出会いに恵まれるよう、心から応援しています!」

今井のぞみ (’15-17)

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